京都高台寺の夜間拝観とライトアップ情報

春は京都のいろんな寺院で夜間拝観と
ライトアップが行われます。
その中でおすすめなのが、高台寺の
ライトアップ。
最先端のプロジェクションマッピングを
取り入れた話題の催しが行われています。
寺院としての歴史や建物も立派で、文化財も
多く、一度は訪れておきたい寺院です。
●高台寺の歴史
1606年(慶長11年)に豊臣秀吉の正室である
北政所(ねね)が、1598年(慶長3年)に
亡くなった秀吉公を弔うために建てたお寺です。
ねねは徳川家康に手厚く扱われていたため、
家康の力も借りながら円徳院、岡林院、月真院、
春光院などを建立していきます。
ねねは1624年(寛永元年)に円徳院で
最後を迎えたと言われています。
●みどころ
みどころポイントは中央にある庭園です。
ここはねねが最も大切にしていた場所で、
庭園の中心には開山堂があります。
開山堂の天井は、秀吉の船の天井と
ねねの御所車の天井が使われています。
開山堂にかかる橋廊下やまわりの池も含め、
美しい風景が完成されています。
また「霊屋(おたまや)」には秀吉公の像と
ねねの像が並んで安置されています。
おしどり夫婦と言われる所以ですね。
●ライトアップ
2015年は枯山水の庭で小宇宙をイメージした
プロジェクションマッピングが行われました。
無数の星が庭や白壁や門に投影されて
神秘的な宇宙空間が表現されました。
開山堂や霊屋、観月台、茶室なども
ライトアップされてとても幻想的です。
臥龍池の水面に木々が写っている風景も
感動ものですよ。
<高台寺>
住所:京都市東山区高台寺下河原町526
期間:3月12日(土)~5月8日(日)
時間:日没~21:30(受付終了)