職場の上司に年賀状を出す際のマナー

年賀状は友人に出すなら堅苦しいものでは
なくてかまいませんが、上司に出す年賀状と
なるとビジネスマナーに気をつける
必要があります。
今回は上司に年賀状を送る際の気をつける
ポイントをお話しましょう。
●必ず元旦に届くように
元旦より遅れて届くのは失礼にあたります。
12月25日までに投函して元旦の朝に届く
ようにしましょう。
万一遅れたてお正月を過ぎていれば
寒中見舞いとしてお詫びを出しましょう。
●写真入りデザイン
子供や家族の写真入りのデザインは避け
ましょう。
派手なものではなく落ち着いていて無難な
デザインを選びます。
家族ぐるみのお付き合いをしている場合は
家族写真でも大丈夫です。
●ボールペンはNG
文字には万年筆、または筆ペンを使用します。
目上の方にボールペンの文字は失礼と
されています。
年賀状ソフトで文字を入力することも
できますが、手抜きと判断されかねないので
心をこめて自筆で書きましょう。
●言葉遣い
「去年」の替りに「昨年」「旧年」を
用います。
目上の方には「謹んで」という文字を入れると
敬意を表現できます。
●賀詞
基本的には「明けましておめでとうございます」
よりも「謹賀新年」を使う方がよいでしょう。
上司との親密さによって判断してください。
「迎春」などは好ましくありません。
●例文(1)
謹賀新年
旧年中は格別のご指導、ご支援を賜り、
心より感謝申し上げます。
本年もご期待に添えるよう努力する所存で
ございます。
本年もご指導ご鞭撻の程よろしく
お願い申し上げます。
●例文(2)
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、心より感謝しております。
本年も倍旧のお引き立ての程宜しくお願い申し上げます。
以上が上司へ年賀状を出す際のマナーと
なります。
旧年中の感謝と新年の厚情を表しましょう。
マナーをわきまえていると信頼され、
良い関係を築くことができるでしょう。