十五夜に欠かせない月見団子の供え方

十五夜にお供えする月見団子ですが、みなさんは
なんとなく覚えた置き方で置いて
いないでしょうか。
実は昔から伝わる伝統の作法があるのです。
今回はそれをご紹介します。
●形と大きさ
まず月見団子の形は4.5cmの大きさが良いと
されています。
形は真ん丸のようで、実は少しへこませて
若干楕円形になっています。
●由来
お月見にお供えする意味は、これから行う
収穫をお祈りするためです。
そのため穀物の収穫ということでススキも
一緒にお供えするのです。
●並べ方
十五夜なので十五個置くのですが、3段に
積みます。
一番下の段は縦3個、横3個
真ん中の段は縦2個、横2個
一番上の段は2個
という形で並べます。
1段目から、9個、4個、2個という形です。
もう一つ、
1段目から、10個、4個、1個という形で並べる
場合もあります。
●器
本来は神事で使われる白木の「三方」に
置きます。
なければお盆やお皿に白い紙を敷いてお団子を
置くとよいでしょう。
●地方によって異なることも
一般的には月見団子は白くて丸いお団子
ですが、一部の地域では異なります。
関西では団子にこしあんを乗せたものが
主流になっています。
名古屋ではういろうに近い触感のお餅で、
色はピンクと茶色が加わります。
沖縄では別名ふちゃぎという呼ばれるお供えもの
で、お餅に小豆がまぶされています。
これらの地域では特にお餅を積んだりせずに
そのまま食べるようです。
お供えができたら、お月様の見えるところに
置いてみんなで食べましょう。
小さい子供さんがいるご家庭なら、小さいうち
から供え方を教えておくといいですね。
伝統行事を大切にする子供になりますよ。
正しいお供え方をして、十五夜に月見団子を
楽しみましょう。
ちりめんの置物 季節模様お月見 55188060